INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5の違いを徹底比較!SONYワイヤレスイヤホン

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iPhoneなどのApple製品ではWF-G700Nを使用できません

SONYのINZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5を比較してみました。

INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5の優れている方を分かりやすく解説!

また買うならどちらがおすすめなのか、その理由もまとめています。

ぜひ参考にしてみてください。

結論!

INZONE BudsとWF-1000XM5の主な違いはコレ!

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
参考価格23,000円~
※2025/7/15時点
26,500円~
※2025/7/15時点
主な用途ゲーミング(PS5・PC)日常利用・音楽・通話
iPhone
互換性
非対応対応(AAC使用)
対応機器PS5/PC/Android(一部)iPhone/Android/PC/タブレットなど
ドライバー8.4mm ダイナミックドライバーX8.4mm ダイナミックドライバーX+最適化
ノイズキャン
セリング
ゲーム対応ANCソニー最上位性能
外音取り込み自然な聞こえ方より高精度で自然
低遅延性能約30ms(2.4GHz)約200ms(Bluetooth)
マイク性能AI高精度ボイスピックアップAIノイズ抑制搭載デュアルマイク、マルチノイズセンサー
風切り音対策一定の抑制効果あり強力な風切り音抑制搭載
マルチポイン
非対応同時2台接続対応
充電方式USB-C(有線のみ)USB-C + Qiワイヤレス
防水性能非公表IPX4(生活防水)

WF-G700Nがおすすめな人

  • 主にゲームをプレイする方
  • PlayStation®5やPCで主にゲームを楽しむ方
  • ゲーム中の音の遅延を気にせず、集中したい方
  • ゲーム内の敵の位置や空間感を音で正確に把握したい方
  • ゲームに没入するために、周囲のノイズをしっかりと低減したい方
  • クリアな音声でボイスチャットを行いたい方
  • 長時間バッテリーを気にせず使いたい方
  • 長時間装着しても快適なイヤホンを求める方
  • LE Audio対応のAndroidスマートフォンを使用している方

WF-1000XM5がおすすめな人

  • ソニー最上位性能で周囲のノイズをしっかりと低減したい方。
  • LDAC対応の高音質のクリアで迫力のあるサウンドを体験したい方。
  • イヤホンを装着したままでも、より自然に周囲の音を聞き取りたい方
  • AIの高精度なマイク性能で、通話の品質や便利さを重視する方
  • 長時間の使用や手軽な充電を重視する方
  • 複数のデバイスをスムーズに切り替えて使いたい方
  • 軽量で耳にしっかりとフィットし、快適な装着感を求める方
  • iPhoneを含む様々なデバイスで使用したい方
  • 多少の汗や雨にも耐えられる防水性能が欲しい方

INZONE Buds(WF-G700N)WF-1000XM5の主な違いを徹底比較!

SONYから発売されているワイヤレスイヤホン、INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5。

どちらも魅力的な製品ですが、価格や機能面で違いがあります。

INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5の違いを分かりやすくした比較表がこちらです。

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
参考価格23,000円~
※2025/7/15時点
26,500円~
※2025/7/15時点
発売日2023年10月27日2023年9月1日
カラーブラック/ホワイトブラック/プラチナシルバー/スモーキーピンク
主な用途ゲーミング(PS5・PC)日常利用・音楽・通話
接続方式2.4GHz USB-C/LE Audio BluetoothBluetooth(クラシック + LE Audio)
対応
コーデック
LC3 のみ(SBC/AAC 非対応)SBC/AAC/LDAC/LC3 対応
iPhone
互換性
非対応対応(AAC使用)
対応機器PS5/PC/Android(一部)iPhone/Android/PC/タブレットなど
ドライバー8.4mm ダイナミックドライバーX8.4mm ダイナミックドライバーX+最適化
ノイズキャン
セリング
ゲーム対応ANCソニー最上位性能
外音取り込み自然な聞こえ方より高精度で自然
低遅延性能約30ms(2.4GHz)約200ms(Bluetooth)
マイク性能AI高精度ボイスピックアップAIノイズ抑制搭載デュアルマイク、マルチノイズセンサー
風切り音対策一定の抑制効果あり強力な風切り音抑制搭載
マルチポイン
非対応同時2台接続対応
バッテリー
(本体のみ)
最大12時間(2.4GHz/NC オフ)
最大24時間(LE Audio/NC オフ)
最大8~12時間(NCオン/オフ)
バッテリー
(ケース込み)
最大24時間(2.4GHz/NC オフ)
最大48時間(LE Audio/NC オフ)
24~36時間(NCオフ)
充電方式USB-C(有線のみ)USB-C + Qiワイヤレス
急速充電約5分充電で約1時間再生可能約3分充電で約1時間再生可能
アプリ対応PC向け「INZONE Hub」
スマホ向け「Headphones Connect」
スマホ向け「360 Spatial Sound Personalizer」」
スマホ向け「Sound Connect」
360 Spatial
Sound for
Gaming
対応(PS5 Tempest 3D連携)非対応
360
Reality
Audio
非対応対応(個人最適化あり)
360 Spatial
Sound
Personalizer
対応対応
防水性能IPX4(生活防水)IPX4(生活防水)
質量(片耳)約6.5g(軽量)約5.9g(超軽量・小型)

INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5の違いや特徴を詳しく解説していきます。

【主な用途】ゲーミング特化 vs 日常使いのオールラウンダー

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
主な用途ゲーミング(PS5・PC)日常利用・音楽・通話

INZONE Buds(WF-G700N)は、勝利を追求するゲーマーのために開発されたワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセットですソニーのゲーミングギアブランド「INZONE」に属しており、特にPlayStation®5やPCでの利用に最適化されています。

一方、WF-1000XM5は、日常のあらゆるシーンで活躍する万能なワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットですこのモデルは、「業界最高クラスのノイズキャンセリング性能」を誇り、周囲の騒音を大幅に低減し、静かでクリアな音楽鑑賞や通話体験を提供します。また、音楽再生においても高音質を追求しています。

このように、WF-G700NとWF-1000XM5は、どちらもソニーの高度なオーディオ技術を搭載していますが、それぞれが「ゲーミング」と「日常使い」という異なる主要用途に最適化されています。

【接続方式】2.4GHzワイヤレス接続 vs 従来のBluetooth接続

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
接続方式2.4GHz USB-C/LE Audio BluetoothBluetooth(クラシック + LE Audio)

INZONE Buds(WF-G700N)は、主にゲーミング利用に特化した設計。そのため、同梱されているUSB Type-C®トランシーバーを使用した2.4GHzワイヤレス接続をメインとしています。この接続方式は、30ms未満という非常に低い遅延性能を実現しており、ゲームプレイ中に音のズレを感じにくく、ストレスなく集中できるのが大きな特長です。PlayStation®5やPCなど、USB Type-C®ポートを持つ幅広い機器に接続して使用できます。

さらに、INZONE Budsは省電力性に優れた「LE Audio」にも対応しています。これにより長時間使用が可能です。

一方、WF-1000XM5は、日常の幅広いシーンでの利用を想定した「Bluetooth 5.3」に対応しています。このモデルは、従来のBluetooth Classicに加えて、LE Audioにも対応しており、様々なスマートフォン(iPhoneを含む)、PC、タブレットなどとの互換性が高いのが魅力です。Bluetooth接続のため、WF-G700Nの2.4GHzワイヤレス接続に比べると遅延は高めですが、通常の音楽鑑賞や通話では問題ありません。

【iPhone互換性】INZONE BudsはiPhone非対応

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
iPhone
互換性
非対応対応(AAC使用)

ソニーのゲーミングイヤホンINZONE Buds(WF-G700N)は、残念ながらiPhoneやiPadとの直接的なBluetooth接続には対応していません

INZONE Buds(WF-G700N)は、主にPlayStation®5やPCでの低遅延ゲーミングを目的として、同梱のUSB Type-C®トランシーバーを使用した2.4GHzワイヤレス接続を主軸としています。Bluetooth接続に関しては、省電力性に優れた「LE Audio」に対応していますが、一般的なスマートフォンで広く使われている「Bluetooth Classic」には対応していません。そして、iPhoneやiPadは現時点(LE Audio)でLE Audio接続に未対応であるため、WF-G700NとiPhoneをBluetoothで直接繋ぐことはできません。

一方、WF-1000XM5はBluetooth 5.3に対応しています。iPhoneとスムーズに接続し、高音質で音楽を楽しんだり、通話したりすることが可能です。スマートフォン(iPhoneやAndroid)、PC、タブレットなど、様々な機器と連携できる汎用性の高さがWF-1000XM5の強みと言えるでしょう。

【マルチポイント機能】INZONE Budsは非対応、WF-1000XM5は対応

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
マルチポイン
非対応同時2台接続対応

INZONE Buds(WF-G700N)は、マルチポイント機能には対応していませんそのため、ゲーム機やPCと接続している際に、別のスマートフォンに着信があったとしても、自動的に接続を切り替えることはできません。

一方、WF-1000XM5は、同時に2台の機器と接続できるマルチポイント機能に対応していますこの機能が非常に便利なのは、例えばスマートフォンで音楽を聴いている最中にPCからオンライン会議の着信があっても、手動で接続を切り替える手間なく、スムーズにPCでの通話に移行できます。日常的な複数のデバイス間での利用において、WF-1000XM5は高い利便性を提供します。

参照:WF-1000XM5

【低遅延性能】ゲーミングに最適化されたINZONE Buds

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
低遅延性能約30ms(2.4GHz)約200ms(Bluetooth)

ゲーミング特化型のINZONE Buds(WF-G700N)は、低遅延性能において非常に優れています同梱されているUSB Type-C®トランシーバーを使用した2.4GHzワイヤレス接続に対応しており、通信の遅延は30ms未満と非常に短いのが特徴です。この超低遅延性能は、主にPlayStation®5やPCでのゲーミングを目的としており、アクションゲームやFPSゲームのように、音の遅れが致命的になる場面で、ストレスなく快適なプレイを可能にします。例えば、敵の足音や銃声といったわずかな音もリアルタイムで届くため、ゲーム内での状況把握がしやすくなり、より正確な操作に繋がります。

一方、WF-1000XM5は、一般的なBluetooth接続(Bluetooth 5.3)を使用日常的な音楽鑑賞や動画視聴、一般的な通話においてはほとんど気にならないレベルです。しかし、ゲーミング専用機のような超低遅延は追求されていません。

【対応コーデック】LC3のみ vs 高音質LDAC

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
対応コーデックLC3 のみ(SBC/AAC 非対応)SBC/AAC/LDAC/LC3 対応

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、LC3コーデックのみに対応しています。SBCやAACといった一般的なコーデックには対応していません。これは、WF-G700NがLE Audioという新しいBluetooth規格に準拠しているためです。LE Audioは低消費電力でありながら、特にゲーミングにおいて重要な低遅延接続(通信の遅延は30ms未満)を実現するために採用されています。

一方、高音質な日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5は、SBC、AAC、LDAC、そしてLC3という幅広いコーデックに対応しています。中でもLDACは、従来のSBCなどのBluetoothオーディオコーデックと比較して、最大約3倍もの情報量をワイヤレスで伝えることができるため、ハイレゾ音源の持つ豊かな音の情報を余すことなく楽しむことができます。また、iPhoneユーザーでもAACコーデックを使用して高音質に音楽を楽しむことが可能です。

【ノイズキャンセリング・外音取り込み】ゲーム特化型と最高峰ANCの違い

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
ノイズキャン
セリング
ゲーム対応ANCソニー最上位性能
外音取り込み自然な聞こえ方より高精度で自然

ゲーミングに特化したINZONE Buds(WF-G700N)のノイズキャンセリング機能は、屋内のノイズを低減することに焦点を当てています。FPSゲームにおけるわずかな音の聞き分けや、ゲームへの深い没入感をサポートするように最適化されています。外音取り込み機能も搭載されており、周囲の音を自然な聞こえ方で取り込むことができるため、ゲームに集中しつつも、必要な時には周囲の状況を把握できるバランスの取れた設計と言えるでしょう。

一方、日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5も優れたノイズキャンセリング性能と外音取り込み機能を実現しています

ノイズキャンセリング性能(WF-1000XM5)
  • ソニー史上最高レベルのノイズキャンセリングを実現
  • 新開発の「統合プロセッサーV2」と「QN2e」を搭載

参照:WF-1000XM5

  • 「マルチノイズセンサーテクノロジー」により、静寂な環境での没入感を提供
外音取り込み機能(WF-1000XM5)
  • より自然で高精度な外音取り込みを実現
  • 周囲の音を20段階で調整可能
  • 人の声を聞き取りやすくする「ボイスフォーカス」機能搭載
  • 手をかざすだけで一時的に音量ダウン&外音取り込みをする「クイックアテンションモード」搭載
  • 行動や場所に応じて設定を自動切り替える「アダプティブサウンドコントロール」搭載

【音質とドライバー】共通の「ダイナミックドライバーX」でも異なる最適化

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
ドライバー8.4mm ダイナミックドライバーX8.4mm ダイナミックドライバーX+最適化

まず、ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、この「ダイナミックドライバーX」の振動板構造に、異なる素材を組み合わせることで、柔らかいエッジが沈み込むような低音域を、軽量で高剛性のドームが伸びのある高音域を再生することを可能にしています。これにより、ゲーム内の迫力ある爆発音から、敵のわずかな足音までを余すことなく再現し、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感を提供することに重点が置かれています。

一方、高音質・日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5も、同じ「ダイナミックドライバーX」を搭載していますが、こちらは音楽鑑賞における最高峰の音質体験を追求しています。振動板はドーム部とエッジ部に異なる素材を組み合わせており、柔らかいエッジが深みのある低音を、軽量高剛性のドームがクリアな高音を再生し、微細な音から力強い音まで忠実に再現します。

参照:WF-1000XM5

【マイク性能】クリアな通話を実現するAI技術

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
マイク性能AI高精度ボイスピックアップAIノイズ抑制搭載デュアルマイク、マルチノイズセンサー

ゲーミングに特化したINZONE Buds(WF-G700N)は、AIによる高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載しています。これは、5億サンプルを超えるAIの機械学習によって構成されたアルゴリズムが、装着しているあなたの声と、それ以外の周囲の環境ノイズを分離する技術です。これにより、周囲の騒音を抑えつつ、あなたの声をクリアに抽出し、チームメンバーに明瞭な音声を届けることができます。

一方、日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5は、さらに進化したマイク性能を備えています。こちらもAI技術を活用したAIノイズ抑制搭載デュアルマイクが特徴です。イヤホン本体には複数のマイクを最適に配置したマルチノイズセンサーテクノロジーが採用されており、環境ノイズを効果的に抑制します。特にWF-1000XM5は左右合計6つのマイクとAIビームフォーミング技術を組み合わせることで、周囲の騒音を抑えながら、あなたの声を非常にクリアに相手に届けます。このAI技術は、5億以上の音声サンプルを機械学習しており、あなたの声と周囲のノイズを正確に分離することができます。

参照:WF-1000XM5

INZONE Budsはゲームでのボイスチャットに特化したAI処理とデュアルマイクで声を際立たせる一方、WF-1000XM5はより多機能なマイク配置と高度なAI処理を追求している点が大きな違いと言えます。

【バッテリー】ゲーミング vs 日常使い

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
バッテリー
(本体のみ)
最大12時間(2.4GHz接続時、NC OFF) / 最大24時間(LE Audio接続時、NC OFF)最大8~12時間(NCオン/オフ)
バッテリー
(ケース込み)
最大24時間(2.4GHz接続時、NC OFF) / 最大48時間(LE Audio接続時、NC OFF)24~36時間(NCオフ)
急速充電約5分充電で約1時間使用可能約3分充電で約1時間使用可能

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、長時間のゲームプレイを強力にサポートするバッテリー性能が特徴です。ノイズキャンセリング(NC)をオフにした場合、2.4GHz接続ではイヤホン本体だけで最大12時間の連続使用が可能です。急なバッテリー切れにも対応できるよう、5分間の充電で約1時間使用できる急速充電にも対応しています。これにより、休憩中などにサッと充電するだけで、すぐにゲームに戻ることが可能です。

一方、高音質・日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5も、日常使いにおいて十分なバッテリー性能を備えています。ノイズキャンセリング(NC)をオンにした状態でもイヤホン本体のみで最大8時間の連続音楽再生が可能で、オフにすれば最大12時間まで延びます。また、WF-1000XM5は約3分間の充電で約60分間の再生ができる急速充電に対応しており、忙しい朝や外出前のわずかな時間でも充電を済ませて持ち出せる利便性があります。

【充電方式】有線のみ vs ワイヤレス充電

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
充電方式USB-C(有線のみ)USB-C + Qiワイヤレス

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、充電ケースへのUSB Type-C™ケーブルによる有線充電にのみ対応しています。ワイヤレス充電には対応していません。付属のUSB Type-Cケーブル(USB-A – USB-C)を使用して充電します。

一方、高音質・日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5はUSB Type-Cケーブルによる有線充電が可能なだけでなく、Qi規格のワイヤレス充電にも対応している点が大きな特徴です。さらに、WF-1000XM5はXperiaスマートフォンなどの対応機器からおすそ分け充電も可能で、外出先でバッテリーが少なくなっても安心です。

【対応アプリ】PC向け「INZONE Hub」とスマホ向け「Sound Connect」

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
アプリ対応PC向け「INZONE Hub」、スマホ向け「Headphones Connect」、スマホ向け「360 Spatial Sound Personalizer」スマホ向け「Sound Connect(旧 Headphones Connect)」

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、主にPCソフトウェア「INZONE Hub」に対応していますこの「INZONE Hub」を使用することで、ゲームタイトルごとに最適化されたイコライザー調整を行ったり、イヤホン本体の操作設定を細かくカスタマイズしたりすることが可能です。イヤホン本体のソフトウェアアップデートを行う際にも、「INZONE Hub」が必要となります。

また、2024年4月3日のアップデートにより、スマートフォンアプリ「Headphones Connect」にも対応しましたしかし、「Headphones Connect」が利用できるのは、LE Audio接続に対応したスマートフォンとLE Audioで接続している時のみです。さらに、付属のUSBトランシーバーを用いてPCやPS5に接続している間は、「Headphones Connect」は使用できない点に注意が必要です。

一方、高音質・日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5は、スマートフォンアプリ「Sound Connect(旧 Headphones Connect)」に幅広く対応しています。このアプリを通して、下記の機能を利用できます。

スマホアプリ「Sound Connect(WF-1000XM5
  • DSEE Extreme(高音質化機能)
    ・AIが音源をリアルタイム解析し、ジャンルや楽器を判断
    ・圧縮音源(CD/MP3など)をハイレゾ級の高音質にアップスケーリング

参照:WF-1000XM5

  • アダプティブサウンドコントロール
    ・ユーザーの行動や場所に応じてNC/外音取り込みを自動切り替え
  • スピーク・トゥ・チャット
    ・話しかけるだけで音楽が自動停止&外音取り込みに切り替わる
  • Quick Access
    ・ワンタップでお気に入りの音楽ストリーミングサービスを再生可能
  • セーフリスニング
    WHOガイドライン超えの音量を通知し、聴覚保護をサポート
  • ファームウェアのバックグラウンドダウンロード

このように、INZONE Buds(WF-G700N)はゲーミング環境での細かな音質調整や操作設定に特化した「INZONE Hub」が中心となり、スマートフォン連携は限定的です。対してWF-1000XM5は、日常のあらゆるシーンで快適に使えるように、多機能な「Sound Connect」アプリを通じて幅広いカスタマイズと便利な機能を提供しています。

【空間オーディオ】ゲーミング向け vs 音楽向け

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
360 Spatial
Sound for
Gaming
対応(PS5 Tempest 3D連携)非対応
360 Reality
Audio
非対応対応(個人最適化あり)
360 Spatial
Sound
Personalizer
対応対応
360 Upmix
for Cinema
非公表対応

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、主にゲーミング向けに最適化された立体音響「360 Spatial Sound for Gaming」に対応しています。

PCソフトウェア「INZONE Hub」を使用することで、通常2チャンネルに圧縮されてしまうゲームの音声を、本来の7.1チャンネルサウンドとして再現できます。これにより、ゲーム内の敵の位置や攻撃方向などを正確に察知できるようになり、ゲームへの没入感や勝利体験を高めることが可能です。また、PlayStation5の「Tempest 3D AudioTech」にも連携しており、PS5でのゲームサウンドを立体的に楽しめます。さらに、スマートフォンアプリ「360 Spatial Sound Personalizer」で耳の画像を撮影することで、ユーザー一人ひとりに合わせた音場の個人最適化も行え、より正確な立体音響を体験できます。

一方、日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5は、主に音楽鑑賞向けの立体音響「360 Reality Audio」に対応しています。この技術は、まるでライブ会場にいるかのように、全方向から音が降り注ぐような没入感のある音楽体験を提供します。専用のスマートフォンアプリ「Sound Connect(旧 Headphones Connect)」を使うと、耳の形状を分析し、ユーザーに最適な音場を個人最適化できるため、より自然で臨場感あふれる音を楽しめます。

参照:WF-1000XM5

さらに、WF-1000XM5には、新機能として「360 Upmix for Cinema」が「Sound Connect」アプリに搭載されています。この機能を使うと、ステレオ音源の映画やドラマなどのコンテンツを、まるで映画館にいるかのような360度の空間オーディオに変換して再生できます

【本体質量・装着性】軽量化とデザインがもたらす快適性

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
質量(片耳)約6.5g約5.9g
装着性耳への圧迫感を軽減
長時間快適
エルゴノミック・サーフェス・デザイン採用
耳の形状にフィット
イヤーピースSSサイズ追加
エルゴノミック・サーフェス・デザイン採用

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、片耳あたり約6.5gと軽量に設計されています。長時間のゲームプレイでも耳への負担を軽減するため、耳の複雑な凹凸に干渉しにくい形状設計を採用し、圧迫感を和らげて快適性を高めています。さらに、イヤホン本体を耳との接着面で支えるエルゴノミック・サーフェス・デザインを採用することで、長時間使用しても疲れにくい装着感を実現しています。

一方、高音質な日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5は、片耳あたり約5.9gと、INZONE Budsよりもさらに軽量です。この大幅な小型化により、より多くの人の耳にフィットしやすくなりました。WF-1000XM5もWF-G700Nと同様に、耳の構造に合わせたエルゴノミック・サーフェス・デザインを採用しており、高いフィット感と安定した装着性を実現しています。また、イヤーピースも改善され、新素材のポリウレタンフォームを採用し、密着度と装着安定性が向上したほか、従来のS/M/Lサイズに加えてSSサイズが追加され、より細かく最適なサイズを選べるようになりました。

【防水性能】WF-1000XM5はIPX4対応

項目
INZONE Buds
(WF-G700N)

WF-1000XM5
防水性能IPX4(生活防水)IPX4(生活防水)

どちらのモデルも、IPX4相当の防滴性能を備えています。IPX4とは、あらゆる方向からの水の飛沫(しぶき)に対する保護があることを示しており、日常生活での水濡れ、例えば急な小雨や運動中の汗程度であれば問題なく使用できる「生活防水」レベルの性能と言えます。

ゲーミング特化モデルであるINZONE Buds(WF-G700N)は、激しいゲームプレイ中の汗など、予期せぬ水濡れからイヤホンを守るためにIPX4相当の性能を有しています。

一方、高音質な日常使いのオールラウンダーであるWF-1000XM5も、IPX4相当の防滴性能に対応しています。これにより、通勤・通学時の小雨や、軽いフィットネスでの使用など、様々なシチュエーションで安心して使用できる設計となっています。ただし、充電ケースは防滴非対応のため、濡らさないよう注意が必要です。

INZONE Buds(WF-G700N)がおすすめの人

INZONE Buds(WF-G700N)は、特にゲーミングに特化した設計がされています。そのため、以下のような点に魅力を感じる方には、INZONE Buds(WF-G700N)が特におすすめです。

  • 主にゲームをプレイする方
  • PlayStation®5やPCで主にゲームを楽しむ方
  • ゲーム中の音の遅延を気にせず、集中したい方
  • ゲーム内の敵の位置や空間感を音で正確に把握したい方
  • ゲームに没入するために、周囲のノイズをしっかりと低減したい方
  • クリアな音声でボイスチャットを行いたい方
  • 長時間バッテリーを気にせず使いたい方
  • 長時間装着しても快適なイヤホンを求める方
  • LE Audio対応のAndroidスマートフォンを使用している方

WF-1000XM5がおすすめの人

WF-1000XM5は、ソニーの最新技術を凝縮した完全ワイヤレスイヤホンです。そのため、以下のような点に魅力を感じる方には、WF-1000XM5が特におすすめです。

  • ソニー最上位性能で周囲のノイズをしっかりと低減したい方。
  • クリアで迫力のある高音質のサウンドを体験したい方。
  • イヤホンを装着したままでも、より自然に周囲の音を聞き取りたい方
  • AIの高精度なマイク性能で、通話の品質や便利さを重視する方
  • 長時間の使用や手軽な充電を重視する方
  • 複数のデバイスをスムーズに切り替えて使いたい方
  • 軽量で耳にしっかりとフィットし、快適な装着感を求める方
  • iPhoneを含む様々なデバイスで使用したい方
  • 多少の汗や雨にも耐えられる防水性能が欲しい方

INZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5の違いを比較まとめ

SONYのINZONE Buds(WF-G700N)とWF-1000XM5を比較しました。

INZONE Buds(WF-G700N)は、USBトランシーバーによる低遅延2.4GHzワイヤレス接続とゲーム向けに最適化された立体音響が特徴のゲーミング特化モデルです

一方、WF-1000XM5は、ソニー最高峰のノイズキャンセリングとLDAC対応の高音質を誇り、日常使いに最適な多機能オールラウンダーです

主にゲームに没頭したいならINZONE Buds(WF-G700N)、日常の音楽や通話で最高のワイヤレス体験を求めるならWF-1000XM5を選ぶのがおすすめです。